25 Mar 2020
個人事業をしていて、会社にした方がいいのか悩む場合もあると思います。
この問題は長いこと語られてきました。
ですが、もう決着をつけましょう。
お金の面で言えば上の表のイメージとなります。
恐らく世界で一番シンプルに表しています。
なので専門家からはツッコミが入るかもしれませんが、まぁいいでしょう。
ちなみに法人にした場合の試算金額は、社長個人の社会保険料、税金と会社の社会保険料、税金を合計したものになります。
もちろんピッタリの数字ではないので、あくまで大雑把なイメージです。
消費税は便宜上ないものとして計算しています。
売上から経費を引いて900万円ぐらいの利益が出る前提で試算しています。
また会社にした場合の社長の給与は月給58万円を想定しています。
しかしお分かりに通り、会社にしてもそれほど節約できません。
え?節税ができるのでは?・・・
確かに税金は安くなります。
しかし会社経由での社会保険料はかなり高くなります。
昭和、平成の時代は社会保険に加入しない会社も多くありました。
だから法人にした場合、税金が安くなり、結果的にお金で得をしたケースもあったのかもしれません。
しかし今は令和の時代です。
社会保険も加入を迫られます。
よってそれほど法人化のうま味はもうないでしょう。
また法人化した場合は自分のお金と、会社のお金に分かれます。
管理が面倒になります。
会社のお金は自分のお財布のように自由に使えません。
悪いことは言いません。個人事業は楽です。
自分のお金が増えるか減るかだけですので、とてもシンプルです。
迷っているならぜひ個人事業をオススメします。
周りに惑わされないように判断しましょう。
ただしもっと儲かる場合などは専門家に相談しましょう。
※補足
個人事業で900万円の利益が出ている状態で法人化した場合、会社でも900万円の利益が出てしまいます。
しかしそのままでは会社にした意味がなく、お金が全て会社に残ってしまうので、まず社長の給与を決める必要があります。
この記事の例では月給58万円と仮定しているので、年収ベースでは696万円となります。
一方会社は900万円の利益から社長への給与696万円を引いた204万円が法人化した場合の利益となります。
よって社長の年収696万円+会社の利益204万円=900万円という状態で、個人事業との比較をしています。