税理士大柴真哉の本音ブログ

それ、社長の仕事ではないですよ

社長が営業をすることはよくあります。

でも本来は社長が行うことではありませんね。

まず営業にはそれを束ねる部長がいます。

そしてその営業を担当する役員がいます。

ですから役員会を通して営業をコントロールすることが社長の務めです。

そんなことを言うと、「大きい会社ではないのだから事実上そんなことは無理だ」とほとんどの社長は反論されるでしょう。

それはもっともなんですが、意識が問題なんです。

実際の行動として、営業活動をするのはいいのですが、そこにどっぷりと浸かってしまうと、社長が不在の会社になってしまいます。

野球で選手兼監督っていう場合がたまにありますね。

ちょっと昔ですが、ヤクルトの古田選手などがそうでした。

ではその古田選手がキャッチャーの仕事しか考えなくなったらどうでしょうか。

監督不在のチームと同じでうまく組織として機能しませんね。

これでは勝てません。そういうことです。

そう考えると小さい会社の社長って実は非常に難易度が高いのです。

だからがむしゃらに営業をしても、どこかで限界がくる場合があります。

よって社長としての仕事を強く意識することが必要なんですが、実際には難しいかもしれません。

その場合は時間で区切ることが一つの方法です。

例えば18時までは従業員的な仕事をする、その後の2時間は社長としての仕事をすると決めてしまうのです。

いつまでも同じ仕事をしていてもキリがないので、どこかで強引に区切った方がいいと思いますね。

もっとも、そもそも社長の仕事って何だろうっていう状態だと危ないかもしれません・・・

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大柴真哉(おおしばしんや)
大柴税理士事務所所長

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