5 Oct 2020
アドバイスを求める経営者の方は多いです。
しかしどの程度までなのかによって対応できるかも変わってきます。
王道なのが税務に関するアドバイスで、これは当然対応しなければなりません。
そのような当たり前のこともしてもらえなかったということで税理士変更を求められる場合もあります。
問題なのが(主に財務の観点から)経営に関してもアドバイスがほしいというケースです。
これもたまにあります。
ただ結論から言えば、信頼関係がないと難しいですね。
まず経営のアドバイスとなると、本来はコンサルティング料金もいただくことになります。
経営コンサルタントに頼んだら、それなりの料金がかかります。
それを払えますでしょうか。
毎月の料金はあくまでも税務処理の対価ですので、経営アドバイスに関してはどうすべきか正直悩むところでもあります。
話しを戻して信頼関係ですが、はっきり言ってしまうと先生生徒のような関係でなければ対応しにくいと感じています。
別に偉そうにしたいというわけではありませんよ。
例えば医者や弁護士に接するときは先生生徒の関係に近くないですか?
だからこそ医者や弁護士はアドバイスができるのだと思います。
それをこっちは金を払っている客だという態度では、アドバイスする方も心が折れるかもしれません。
もっとも最近はそういった顧客も増えているのでしょうか。
いずれにしても関係性がとても重要で、特に経営は長期間に渡って一緒に盛り上げていくパートナーのような存在が必要とされるので客側の態度がとても重要だということになります。
専門家側としても応援したくなるような関係が築ければ、何とかこの会社のために知恵を絞ろうと思うものです。
ただそんなことを理解している経営者は少ないので始めから税理士とその顧客はすれ違っているのかもしれません。
そんなこと言ってはいけませんかね・・・
でも医者や弁護士ほどメジャーではないので、何をしているのかも世間的には知られていないので、仕方がない部分もあります。