税理士大柴真哉の本音ブログ

飲食店は陣取りゲーム

飲食店の経営は厳しいと言われます。

廃業率が他の業種より高いからですね。


で、大切なことはいろいろあるのでしょうけど、場所ってやはり重要ですよね。

特に路面店で、1階か2階かという論争は話しが尽きないかもしれません。

もちろん2階の方が家賃は安いわけです。

でもやっぱり歩行者から見て目立たないんですよね。

これは致命的で、せっかくお店を出している効果がなくなってしまいます。

ですから、集客のために広告を出す必要があるのです。

つまり、2階の家賃+広告宣伝費、これを1階の家賃と比べてどうなのかを考える必要があるわけです。

1階の場合であれば、歩行者からよく見えるので広告は出さない前提です。

実際は出しますけど・・・


さて、そう考えると2階の場合は広告宣伝費の管理、コントロールが求められてきます。

例えば新メニューを出してアピールしたい場合でも、1階なら大きく看板に出せばいいのです。

でも2階の場合は簡単には出せない場合も多いので広告に頼ることになります。

じゃあどのくらい投資するのか、ということになってきますが、この辺は会計データやら日報などの過去データからそろばんを弾く(古い?)ことになります。

結局2階の場合は余計な仕事が増えるのではないでしょうか。

実際はそう単純ではないことは承知していますが、結論として飲食店はいかにいい陣地を取るか、という勝負なんだと思えます。

多少家賃が高くてもです。


もしいいところに陣取れないのであれば、その商売はやるべきではないとまで言ってもいいかもしれません。

それほど「場所」に支配されるのが飲食店なんだと思います。

場所に左右されないパンチの効いた特徴があればいいんですけどね。話題になるので。

ただ始めからそういう感じを狙うのはよほどの経営力がないと難しいでしょうか。

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大柴真哉(おおしばしんや)
大柴税理士事務所所長

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